2026年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。
前回大会で世界を制した野球日本代表「侍ジャパン」は、史上初となるWBC連覇を目標に、新たなチーム作りを本格化させている。
2026年1月、井端弘和監督のもと、現時点での招集メンバー(出場予定選手)が段階的に発表された。
この記事では、すでに発表されている招集メンバーから今後追加される可能性のある選手までを含め、侍ジャパンの現在地と完成形を詳しく解説していく。
井端弘和監督が描く「2026年型・侍ジャパン」
井端監督が一貫して強調しているテーマは
「国際大会で勝ち切るための総合力」だ。
単にスター選手を集めるのではなく、
- 守備力
- 走塁力
- 状況判断力
- 国際試合への適応力
これらを重視したメンバー構成が特徴となっている。
特にWBCは、
- 球場の違い
- ストライクゾーンの差
- 短期決戦特有の緊張感
といった要素が大きく、日本のプロ野球とは別物の戦いになる。
そのため井端監督は「実績+適性」を軸に、慎重な選考を進めている。
前回発表された侍ジャパン招集メンバー
前回発表されたメンバーは、投手中心の顔ぶれであった。
- 大谷翔平(ドジャース)
→ 投打で試合を決定づける世界最高峰の二刀流。 - 松井裕樹(パドレス)
→ 短期決戦で信頼できる左の奪三振型リリーバー。 - 菊池雄星(エンゼルス)
→ 国際大会でも計算できるパワー型左腕先発。 - 伊藤大海(日本ハム)
→ 制球と球威を兼ね備えた安定感抜群の右腕。 - 大勢(巨人)
→ 圧倒的な直球で流れを断ち切る剛腕リリーバー。 - 平良海馬(西武)
→ 先発も抑えもこなせる万能型パワーピッチャー。 - 種市篤暉(ロッテ)
→ 球威とスタミナを兼ね備えた国際大会向き右腕。 - 石井大智(阪神)
→ 勢いのある速球でブルペンに厚みを加える存在。
今回発表された侍ジャパン招集メンバー
今回発表されたメンバーは、経験・実績・役割が明確な顔ぶれだ。
捕手
- 坂本誠志郎(阪神)
→ 投手陣を支えるリード力と国際大会向きの冷静さ - 若月健矢(オリックス)
→ 強肩と守備力、短期決戦での信頼感
捕手は「打撃以上に守備とゲームメーク力」が重視されており、非常にWBC向きの選考と言える。
内野手
- 源田壮亮(西武)
→ 世界トップクラスの遊撃守備。国際大会では“失点を防ぐ存在” - 牧秀悟(DeNA)
→ 日本球界屈指の打撃力。中軸を担える右の主砲 - 牧原大成(ソフトバンク)
→ 内外野を守れるユーティリティ性と機動力 - 佐藤輝明(阪神)
→ 一発で流れを変えられる長距離砲
守備力の高い選手を軸にしつつ、一振りで試合を決められる打者もバランスよく配置されている。
外野手
- 近藤健介(ソフトバンク)
→ 出塁率・対応力ともに世界レベル。WBC経験者 - 森下翔太(阪神)
→ 勝負強さと成長力を評価 - 周東佑京(ソフトバンク)
→ 世界最速クラスのスピード。代走・守備固めで圧倒的な武器
特に周東の存在は、国際大会における“切り札”。
接戦での1点をもぎ取る能力は、WBCでは極めて重要だ。
投手
- 菅野智之
→ 国際試合の経験値と制球力を評価 - 松本裕樹(ソフトバンク)
→ 国際大会向きの安定感ある右のリリーバー
WBCでは先発完投はほぼ存在しない。
そのため井端ジャパンは「継投で勝つ」ことを前提に、経験値の高い投手を中心に選んでいる。
侍ジャパンの強みと課題
強み
- 守備力が非常に高い
- 走塁・機動力で得点を奪える
- 国際大会経験者が多い
課題
- 長距離砲の層は今後の追加招集次第
- MLB組の合流時期と調整
このあたりは、今後発表される追加メンバーで補完されていく可能性が高い。
今後、追加招集が期待される注目選手
- 村上宗隆(打線の核)
- 岡本和真(長打力不足を補う存在)
- 鈴木誠也(世界基準のパワーと選球眼)
- 山本由伸(世界基準の右腕エース)
- 今永昇太(世界基準の左腕エース)
最終ロースターは30人になる見込みで、ここからが本当の“競争”と言える。
まとめ:連覇へ向け、着実に完成へ近づく侍ジャパン
- 井端ジャパンは「勝つための現実的な選考」を実施
- 守備・走塁・投手力を重視した構成
- スター性と実戦力を兼ね備えたチーム作り
- 今後の追加発表で“完成形”が見えてくる段階
2026年WBCで、侍ジャパンは再び世界の頂点に立てるのか。
その答えは、このメンバー構成の完成度にかかっている。


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